サンオーディオ SV-300BE (現在はSV−2A3)
トランジスタアンプのようなパワーはないので高能率の旧型スピーカーを駆動するのに適しています。ソニーのSSG7(38cmウーハー 耐入力200W 能率93dB)に接続して音だしをした事もありますが、低音がややボンついてしまいます。ただ中高域は三極管シングルらしくきれいなサウンドでした。トランス類はタムラ製の重量のあるものを使用しており、高能率なスピーカーを使用するとかなりの音量を高音質で出すことが出来ます。また重量感のある武骨なデザインも気に入っています。

出力管WE300B(97年式) 初段管シルバニア6SN7GT(JAN) 整流管WE422Aを装着したところ。

整流管はこの他にRCA5U4G シルバニア5U4GBを差し替えて音の違いを楽しんでいます。
同系の製品 SV−2A3をSV−300BEに仕立てたため、ネームプレートは裏返して勝手に書き換え。

背面

電源平滑用コンデンサはサンオーディオオリジナルのメタライズド フィルムコンデンサに変更しました。このコンデンサはかなり効果的で、音離れが向上します。
特にオーケストラを聴く時に、楽器の分離が良くなったように感じられます。 16Ω端子はオン製、スピーカーケーブルとRCAケーブルはベルデン、スピーカーケーブルのバナナプラグはトリテック製。

夜景

WE300Bの頭部が青く光って見えるのは高真空の証 ボーと光る真空管に魅せられて管球アンプの虜になった人も多いでしょう。
まあ、私もその一人ですが...(装着の整流管はシルバニア5U4GB)

内部配線

上の方に見えるのがコーネルデュプラーのフィルムコンデンサー。(オリジナルはASC製)
ハムバランサー(中央)のノブに底面から直接指を突っ込んで調節できるようにノブを追加しております。
(感電注意) また出力インピーダンスは端子を追加することにより8Ωと16Ω対応としています。
電気の知識がないので、説明書とにらめっこしたり、直接サンオーディオさんへ電話してお尋ねしたり
ゆっくり組み立てたので5日くらいかかりました。そのおかげもあって一発で音だしに成功しました。
その後、交流系と信号系の配線の一部分離化とIECソケットのアースをシャーシアースポイントと接続等の処置をとりました。
ノイズが減り、透明感が増します。

このアンプは自作WE91タイプモノラルパワーアンプの完成に伴い、2A3シングルパワーアンプ SV−2A3に改造されました。(戻したとも言えますが)
整流管RCA 5AR4GY 初段+ドライブ段 SYLVANIA 6SN7GT 出力管 RCA 2A3 
電源平滑回路を初段コンデンサとして10μ500V(スプラグATOM)タムラチョーク5H(元からの物) 47μ+47μ(サンオーディオ特製フィルム)パラに変更。(整流管のチャージ電流対策)


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